第3回大会演者 抄録・プロフィール: 百武正嗣

百武 正嗣(ももたけ まさつぐ)
演題: ワークショップ 「身体と精神を統合するゲシュタルト療法のアプローチ」


要旨:
ゲシュタルト療法は気づきに焦点を当てた実践的な心理療法である。
精神分析医であったフレデリック・パールズ(Perls.F.S)はゲシュタルト心理学者であった妻のローラ・パール(Perls.L)とともに「今―ここ」の世界に気づきを向けるしゲュタルト療法を創創りだした。
パールズの指導医の一人にウィヘルム・ライヒがおり、彼の身体中心型の心理療法の影響を受け、心理的(精神的)な緊張は感覚や感情を抑圧するために筋肉の緊張(硬直)として現れるという視点を取り入れた。
また妻のローラはセンサリアアウエアネスやフェルデンクライスなど学び、その影響でパールズも身体的な関心が高くなったといえる。
ここではゲシュタルト療法の「今―ここ」の気づきとフェルデンクライスの「動き」を通じでの気づきを紹介する。

 

【プロフィール】

1979 米国カリフォルニア州立大学フレズノ校 大学院心理学部卒業。
2001 NPO法人GNJ(ゲシュタルトネットワークジャパン)を設立し現在理事長。
2001 日本フェルデンクライス協会( Japan Feldenkrais Association)を仲間と設立し理事。
2010 日本ゲシュタルト療法学会 (Japanese Association of Gestalt Therapy)を設立し、2016年3月まで理事長。