第3回大会演者 抄録・プロフィール: 平澤昌子

平澤 昌子(ひらさわ まさこ)
演題: ワークショップ 「ハンナ・ソマティクス」

※当ワークショップの受講を希望される方は、床に敷くバスタオルまたはヨガマットなどをご持参ください。 


要旨:
ハンナ・ソマティクスは、
アメリカの身体学者トーマス・ハンナがフェルデンクライス・メソッドから発展させた身体技法です。
このワークショップでは、慢性的なからだの凝りや痛みを自分で解消するための、ハンナ・ソマティック・エクササイズを紹介します。
慢性化した筋肉の凝りや痛みは、筋肉が繰り返しストレスに晒されることで自動的に収縮し、
本来の柔軟な感覚や動きを忘れてしまった状態です。
この状態を、ハンナはセンサリー・モーター・アムネジア(SMA)と呼びました。
SMAはストレスに対する筋肉の無意識の反応で、こころとからだに様々な影響を及ぼします。
ハンナ・ソマティック・エクササイズは、
筋肉を意識的に収縮させ、それからゆっくりとゆるめるという手法で、
無意識の反応を意識化し、自分で自分のからだを調整できるようになることを目指します。
SMAから解放されたからだは自由で軽やかな、よりリラックスした状態を取り戻します。

 

【プロフィール】

公認ハンナ・ソマティック・エデュケーター。臨床心理士。
札幌にて、ハンナ・ソマティクスのワークショップ、グループレッスン、個人セッションを行う他、アディクション回復施設でボディワークを教える。
主な活動場所はNPO法人トラヴァイユ・それいゆ、北海道ダルク。
2014年より、米国ハンナ・ソマティクスのトレーニングアシスタント。
著書に「身体感覚を取り戻すハンナ・ソマティクス」がある。