第2回大会演者 抄録・プロフィール: 瀬戸嶋充

瀬戸嶋 充
演題: ワークショップ 「野口体操・竹内からだとことばのレッスン」


要旨:
「からだ」という「ことば」に、野口三千三と竹内敏晴は何を託したか。
ワークを通じて、それを体験として受け取って頂ければと思います。
野口体操も竹内からだとことばのレッスンも、メソッドやシステムとしては成立しません。
野口は「からだに関して私はいつも素人である」、
竹内は「からだと直に向き合う」つまり知識や技術など既定の知見を持ち込むことなく、
眼の前の「からだ」と向かい合い、繰り返し新たに「からだ」を発見し続ける。
彼らにとって「からだ」という言葉自体が、常に深化をとげる作業仮題でした。
野口・竹内の語る「からだ」は、彼らの人生に伴って深化をし続けました。
晩年には、「からだ」は「魂」や「霊性」と同義に語られていました。
ワークショップでは、野口体操からからだを大地に委ねる体操。
竹内レッスンから声と呼吸のレッスンの実技を予定しています。

参考図書:野口著「原初生命体としての人間」竹内著「ことばが劈かれるとき」