フォーラム演者 抄録・プロフィール: 長谷川 智

長谷川 智
演題:「荒行 野性のソマティック・アプローチ ―修験道からの発想―」

 

要旨:
影(シャドー)と対面する 日本発ボディーワーク

修験道は、日本古来のソマティック・アプローチとも考えられる。
大自然の中で荒行することにより、無意識のフタが開き、
日常では無自覚な聖邪の「影」が自覚の領域に浮上する。
影をみると荒行しやすく、荒行すると影を超えやすい。

本講座では、
修験道の意外な核心「影を光に変える妙味」の体認を目指し、
修験道の実践体験から発想した数々の心身技法を提示する。

 

【プロフィール】

筑波大学大学院修了(スポーツ心理学、剣道)。

羽黒派古修験道先達二十度位。

桐朋学園大学、一橋大学講師(古武術、東洋体育等)。

約30年に渡り、ヨーガや瞑想・滝行等、東洋的修行法を実践研究、指導。
心身両面からのアプローチによる魂の修行、真の人間形成の道探究の途上にある。
古武術のバスケットボールへの応用(ナンバ走り)、
東洋的身体運用法の基盤となるホネナビ体操の開発に携わる。

 

<関連図書>

「滝行 大自然の中、新しい自分と出会う」 佐藤美知子 コスモス・ライブラリー 2005

「ナンバ式骨体操 身体に優しい古の日本人の動きを習得する」  矢野龍彦、長谷川智 光文社 2004

「ホネナビ 1日3分で医者いらずの体になる」 長谷川智 学研パブリッシング 2013