第2回大会演者 抄録・プロフィール: 降矢英成

降矢英成
演題: 講義 「ソマティック心理学とエネルギー医学~量子解剖生理学の視点を含めて」


要旨:
「心と体がどのように影響し合っているのか」というテーマは、
とても興味深く、古今東西多くの研究家たちが取り組んできたことです。
演者は心療内科医として従事してきましたが、
心身医学の医療観の中心は「心、ストレスが体の状態、症状に影響する」という見解です。
そして、一方では、「体がリラックスすると心も楽になる」という方向を活かした筋弛緩法やヨガ、気功などの種々の養生法も活用されてきました。
 さらに、近年では、ボディケアやタッピングなどの身体への技法によって、トラウマなどの症状が軽減することも分かり、
人間についてのbody-mind-spiritのホリスティックな視点が改めて注目され、
広く「エネルギー医学」とか「情報医療informational medicine」という見解が生じ、
その中心原理として「量子物理学」が適応される動きが出ています。
当日は、具体的に体のどこでどういう現象が量子論的に起こるのかをご紹介します。

 

【プロフィール】

東京医科大学卒業。日本心身医学会専門医。
医学生のときにホリスティック医学の理念に啓発され、
日本ホリスティック医学協会の設立に関わり、現在、日本ホリスティック医学協会副会長を務める。